|
連邦議会(れんぽうぎかい、)はオーストリア共和国の議会上院。 下院である国民議会と並んで、連邦制である同国の立法を司っている。 ドイツの連邦参議院とは異なり、連邦議会の議員は自由に立候補することができる。議員は採決のさいに協調することができるが、所属会派や出身連邦州ごとで議員の採決行動を制約する規定は存在しない。 == 任務 == 政治の実務において連邦議会の影響力は極めて限られたものである。これは、連邦議会は国民議会に反対するさいに、たいていの場合は審議を行わないことで法案に対する拒否権を有しているが、国民議会は過半数の賛成で法案を再可決することで連邦議会の対応を待たずに済ませることができるためである。このためごくわずかな例外を除いて、連邦議会はせいぜい法令の公布を先延ばしする程度の影響しか持たない。 連邦議会が絶対的な拒否権を持つ案件は以下のようなものに限られている。 * 連邦州の権限を制限する連邦憲法等の修正 * 連邦議会の権限に関する法令 * 連邦各州独自の活動を規制する国際協定 連邦予算法など法令の中には国民議会で保留されるようなものがあり、この場合連邦議会は審議拒否する権限すら与えられない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「連邦議会 (オーストリア)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|